被害者であれば、なぜ被害に遭ってしまったかも知りたいものです。二度と被害に遭いたくないし、今被害に遭っているなら今の関係を壊さずに被害だけなくしたいって思いますからね。
元々モラハラに遭いやすい人もいるし、遭いやすいタイプじゃないのにいつの間にか被害に遭ってしまう人もいます。
元々モラハラの被害に遭いやすい人を[被害者]
モラハラの加害者になる人を[加害者]と例えます。
[被害者]の人は親切で優しい人が多いです。素直に親切な人もいますが、不安や劣等感から「自分は人一倍努力しなければいけない」「親切にしないと他者と対等になれない」と思って無理をして親切にしている人、自己肯定感の低い人が何度も被害に遭ってしまうといわれています。
たとえ相手が困っていなくても親切を押しつけて、自分は親切を受け付けない。[被害者]にはそういった特性があります。
しかし[加害者]の人は[被害者]にだけモラハラをしてくるのかというと、そうではありません。
人は誰でも親切にすることはあります。
[加害者]は出会ったばかりはとても親切です。まさに紳士淑女。誠実で曲がったことを嫌い愛情に溢れています。ですが、付き合いを深めていく中で徐々に対等であることを求め、そのうち「自分ばかり親切にしている」「あなたは親切ではない」と親切を要求してきます。
このようなことは特別なことではなく、普通の恋愛でもよくあることです。お互いに自分の希望を言い合いちょうどいい塩梅を探しながら付き合いを深めていくのが恋愛であり人付き合いというものでしょう。
そんな普通のいざこざが、モラハラの中では[加害者]から一方的に親切にすることを要求されて、被害者の訴えや要求は却下され無視され「あなたは要求ばかりしてくる」「モラルがない」と𠮟責の材料にもされてしまいます。
言い返しても被害者の気持ちを無視して一方的に攻められて、被害者の親切は「当然のことだから親切ではない＝親切にしてくれたことはない」と言い、加害者は「いつも親切にしている」という「言葉」を使って親切にしていると思わせる。特に周りに言うことで[加害者]は他者から同情を買い被害者が他者に助けを求めにくくするのが、モラハラ＝[加害者]の行動です。
ですから、私が例えた[被害者]だけがモラハラの被害に遭うのではなく、誰にでも被害に遭う可能性があります。
[加害者]はと言うと、元々[加害者]の因子を持っている人なんじゃないかという気がします。
