「正しいことを教えてほしい」「間違ったことを言わないで(教えないで)ほしい」
と言う人がいる。
真面目で冗談が通じなくて屁理屈が多くて堅物な人。
なぜ、そんな無茶苦茶なことを言ってくるのか?
叱られた経験や自分だけが分からなかった経験から、
自分以外は正解を知っているんだと思いがち
視野の狭さから人と同じように出来なくて、強い劣等感と不平等感を感じています。
自分より出来ている人が意地悪で教えてくれないのだと感じています。
正解が分からないと恐怖を感じる
私も恐怖を感じるので、恐怖に感じない人の気持ちはわかりません。
自分の感覚を否定されることが多いので、自分の感覚推測は信じられず、
他人に頼り過ぎる
怒られることが多くて、人に教えてもらうことが必然的に多くなり、人に頼ることが日常になります。
人に頼り過ぎて怒られることも多いので、人に頼ることに罪悪感を感じ、何でも自分で解決しなければいけないと思う人もいます。報連相が苦手になり、ミスを隠したと思われることがあります。
人に合わせることが苦手で、100%頼るか100%頼らないかの二極化しやすいです。
勘違いが多い、勘違いであることに気づかない
物事を「白か黒か」「全か無か」など極端な捉え方をしがち。曖昧な捉え方や、さまざまな物事を「微調整」することが難しくなる。
勘違いしても違和感を感じにくいので、勘違いに気づけず、嘘をついたと思います。
多角的に見ることが苦手だから、答えを一つに絞ってほしい
脳のキャパシティーが少ない人もいるので、いろんな考えを巡らせることが出来ないので、確実な一つを求めます。
気持ちの切り替えが苦手で、切り替えに時間がかかる
これは、神経発達症当事者が言っていた話ですが「発達障害であることを早く教えてほしかった」と、複数の当事者が言っています。
障害があるなら、早めに知って対策を打ちたかった。
それを聞いていた私の思いですが、
- 親も全てを知っているわけではない
- 小学校の健康診断で、全ての病気(障害)が分かるわけではない
- 実は、医者も完璧ではない、精神科の診療は白黒つけられない部分がある
現在の日本では、学校や会社の健康診断に精神疾患の検査は含まれていません。
学校や市区町村が神経発達症などの検査を強制することはできず、養育者に勧めることしかできません。
親や関わる人に神経発達症の知識がないと疑うことはありません。場合によっては養育者が放任していて躾が出来ていないと思われる場合もあります。
検査を勧められても知識がないと、間違った考え方から、子供を障害者呼ばわりされないようにと病院に行かない場合もあります。
家族や親類に神経発達症のような特性があり、困っていないと思われるので、必要性を感じないこともあります。
現状、学校や仕事や人間関係で上手くいっていない場合は、ネットや本で調べてみてほしいです。特に本はまとまっていて間違った情報も少ないです。
結果違っていたとしても、その知識が誰かの助けになるかも知れません。
腹立たしかった同僚の思考が理解できて、以前ほど腹が立たなくなるかも知れません。
特に自閉症スペクトラム(ASD)が強いと障害を受け入れることに時間がかかります。
今まで叱責されたことが障害の特性のためだったと思うと、今までに叱責した人に対して腹立たしく思います。そして、その事実を伝えるために一生懸命説明し、言い訳をしている、障害を盾にしてわがままを言っていると捉えられてしまいます。
周りの人は障害だったことに対して「謝ってほしい」と思う人が多いです。障害特性で迷惑を被っていたのだから、出来ないことを謝るのは大人として当然の義務だと思う人が一定数います。
障害が謝るべきことなのかは、疑問に思いますが、相手の怒り感情を収めるために謝ることは多いです。