(神経発達症)発達障害児の子育て

 定型発達でも神経発達症でも、子育ては周りの理解やサポートが必要です。

 

 定型発達児でも言うこと聞かない、泣く、走り回ることはありますが、神経発達症児は何をしても収まらない、その子の決まったルールを崩せないなどの「甘やかし(こだわりを見守る)」「虐待(怒り続ける)」「ネグレクト(放置する)」と言われるようなことをせざるを得ない状況が多くあります。

 神経発達症は発達の凹凸なので、定型発達よりこだわりが強くて手のかかる子、従順でおとなしく、手がかからない(心の成長が遅れている)子がいます。

 私の母は私の子育てを「大人し過ぎた」と言っていました。

 自分の子育ても、おっとりしていてのんびりで保育園の先生に「言うことを聞かない」と言われました。(短期記憶が弱いので、言われたことや名前を呼ばれたことを忘れてしまって、言われたことが出来ないだけだった)

 

 本人もどうしようもなく困っていて、親は分かっていても、社会に出た途端「人と同じ」でないと受け入れられないという壁があります。

 「社会人として」「常識的に」が能力的に困難で、子どもでも出来る分かるが出来ない分からないというのが、障害であり発達の遅れ凹です。

 適切なサポートが分かって、サポートを受けられれば、発達特性があっても障害にはなりません。適切なサポートを受け続けるために『障害者』を名乗る必要が出てきます。

 

 感覚過敏があり「子どもの声がうるさい」と感じる人もいるかも知れませんが、自分だって産まれたばかりは子どもだったのだから、適度な距離感を取り多少の我慢をお願いしたいです。

 

 感覚過敏や自分自身のこだわりが強すぎて子どもと四六時中いることが耐えられないと思えば、産まないという選択もあります。

 子育てを一人ですることは不可能なことだと思うので、子どもを預けて生活用品の買い物に行ったり息抜きをする時間は必要です。

 パートナーが健康で産むことに問題がなければ子どもが欲しいかも知れませんが、子育ても生活も二人でやっていくのが一般論(本当は地域で育てたい)なので、産後からの長い長い子育てをどう二人で乗り越えていくのか、どんなサポートを受けるのか、話し合い妥協点を見つけてほしいです。

 

 

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限界で叩きつけた?ノイローゼ? 発達障害の子どもを持つ2人のリアルな実体験です。

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