自伝16話/27 結婚前からモラハラ対策できるのか・なぜ結婚してしまうのか

 DVは

  • 身体的暴力
  • 精神的・心理的暴力
  • 性的暴力
  • 経済的暴力
  • 社会的隔離
  • 子どもを使った暴力

で、モラハラは、これに加えて精神的な支配、認知を歪ませてDVを受けることを拒否できない状態にします。

 

 結婚した当時、DVは知られていたが、モラハラという言葉は聞いたことがなく、相手のことを『DVに近いタイプの人だ』と思っていた。

 なぜ分かっていながら結婚までしてしまったのか?

 両親に恵まれず辛い思いをしてきた話をすると、お人好しは「可愛そう」「助けてあげたい」と思って一緒に境遇を乗り越えようと手を差し伸べたくなる

 神経発達症発達障害)の特性上「困った人がいたら助けましょう」「傷ついた人に傷つく言葉は言ってはいけません」という子どもの時に習った道徳を守ろうとして、「不幸な人」というのに騙されやすい。どんなに傷つけられても言い返すことができない

 結婚は自分の幸せのために結婚するものなのに「自分の幸せを優先してはいけない(自分のことばかり考えてないで、相手の気持ちを考えて)」という子どもの時に言われたことを守ろうとして、相手の幸せのために結婚してしまう。

 神経発達症を持っていると判断力が低いので、一人では何も決められず、「俺様」のようななんでも自分を押し通そうとする人の方が、なんでも決めてくれて自分で考えなくても済むから『楽』というのもある。

 

 しかし、全て言いなりになってしまうと自分の身が持たないと思ったので、結婚前、結婚初期から暴力で自分の言いなりにさせようとするのは非道だよね」「話し合いができる相手に暴力で思い通りにしようとするのは下等な人間のすることだよね」と繰り返し言うことで『暴力ふるうのは非常識』という常識を持っていることを刷り込むようにした。暴力だけは絶対イヤ」と何度も言って、殴ればただでは済まないという空気を作った。

 身体的暴力はこのように予防したが、

 精神的・心理的暴力

心理学に興味があって相手の行動の心理を読んで「気にしない」ようにした。
 性的暴力

身体の相性が良かったのか苦痛ではなかった、避妊をしないという悩みは気にしないようにして傷つかないようにした。
 経済的暴力

結婚そのものが経済的暴力だったので防ぎようがない。二人の通帳は夫の希望で私が管理することになったが、夫の教えで利息の低い私の貯金から切り崩し、最終的に貯蓄額が数万~十万円の時に別居し離婚した。

 結婚直前から夫は10年おきに新車をローンで買い、私は「中古車はローンが組めないローンが返せなくなるからローンを組んではいけない」と言われて、壊れて乗れなくなるたびに心配した私の両親が所有している車を貸してくれた。

 社会的隔離

働かなければ生活出来ない状態で、パート勤めをしていたので、話しやすい同僚や先輩に夫の愚痴や悩み事、夫に「お前の考え方がおかしい」言われたことを話して、なるべく認知の歪みが起きないようにしたが、実際は弁護士に「普通じゃないので、精神科を受診してください」と言われるくらい、普通ではなくなっていた

 私が妊娠したら二度と正社員になれないことを伝えていて「何とかなるから大丈夫」と言っていたにも関わらず「なんで正社員にならないんだ。今すぐ職安へ行ってこい」と言われて、仕事を休んで仕事を探しに行かされた。
 子どもを使った暴力

そもそも夫は子どもを育てたいのではなく「所有したい」だけだったので、自分が育てるという自覚がなく、ほぼワンオペで表面上のイクメンだったので、子どもの気持ちに寄り添った育児」「私は子どもの友人」の立ち位置で仲良く過ごすようにしていたので、夫を嫌うことはないが、夫と一緒になって子どもが私を陥れるようなことはしないように対策した。

 

お勧めYouTube動画【衝撃の深層心理】

【衝撃の深層心理】モラハラ夫の弱点5つ (youtube.com)

 

【産婦人科医 高尾美穂】夫のモラハラに悩む方へ (youtube.com)

 

元夫がモラハラだなぁと思う発言

両親に恵まれず辛い思いをしてきた話

変わりたい。人を傷つけない人になりたい」

「今まで俺を馬鹿にしてきたやつらを幸せになって見返してやる

「母が人より苦労すれば人より幸せになれると言ったから、お前も協力してくれ(苦労して)」

俺は幸せになれるように努力しているのにお前たちは努力していない

「俺は曲がったことが嫌いだから」

間違ったことが許せない体質なんだ」(だから怒鳴ってしまうのは正当)

「この納豆不味いから買わないで

「お菓子が少なくなってるじゃないか。子どもが可哀そうだろ」

「素麵は○○しかおいしくないから○○以外は買ってこないで」

「こんな不味いもの作るなよ」

「同じものばかりじゃなくて、たまには他のものを作れよ

「(田舎だから)車は無いと困るし、ある程度良いものでないと長持ちしない」だから新車を無理してもローンを組んで買うと言うのに→「ローンが返せるのか?(お前では)返せないだろう」と私の車は買わないように言う。(最寄り駅まで徒歩50分)

家族の金で買うんじゃない」と言い自分の収入を使わせない。=夫婦の収入は家族のものだから自分の欲しいものを買うな。(でも夫のものは家族のために買うから良い)

突然やってきて「俺を責めてそんなに楽しいか?」と脅す

俺の家なのにお前たちのものが多い」

「ここにお前のものを置くな

「俺のものを勝手に使ったな」(置いた場所が違っていただけ)

地域活動に10分前に行こうとすると「なんでそんなに急ぐんだ。ちょっとぐらい遅れたっていいだろう(怒)」⇔自分が行くときは「送ってって。遅れて行くのは社会人として恥だから15分前には着いていたいんだ」

子どもが熱を出したときは子どもに「近寄るな。風邪を移すなよ」

「何でも人にやらせて、お前は何もしない」(週7日働いていたので土日の家事は夫に任せていた)

「お前は正社員じゃないから休めるだろ。俺は正社員だから風邪を引いても休めない。だから、病院へ行って(俺の)薬をもらってきてくれ」

「頭がおかしいんじゃないのか?」「お前も早く人間になれよ」

 

今思い当たるのはこれくらいかな