自伝8話/27 中学生

中学に上がると借家に引っ越し、家族構成は

同居→両親の4人

近くに祖父母祖父の兄夫婦が住んでいて、市内に従妹の家族が住んでいる。

 

 中学校で最初に声をかけてくれた人と仲良くなろうと思って友達になる。

 友達は小学校の時転校してきた転校生で、小学生の時いじめられていたことを噂されて誰も近づかなくなって避けられていた。特に何か悪いことをしたわけではない。ただ『転校生』というのと、アトピーで肌が荒れているというだけで馬鹿にされてからかわれて、からかわれるたびに怒って言い返していた。

 友達が怒って言い返すといじめっ子は余計に煽ってくるので、「別にあなたが悪いことなど一つもないのだから、あんな馬鹿は相手にしない方がいい」「無視しよう」と繰り返し何度も何度も友達に声をかけて、友達がいじめっ子を相手にしなくなることで友達の不安な感情を落ち着かせて冷静な状態にし、[からかっても面白くない人]にすることで、約250人から避けられ嫌われていた状況を打破し、

その友達は別の友人を作って遊ばなくなった。

 小学校の時から仲の良かった友達と、部活で仲良くなった人たちと中学校生活を送る。

 

 このころからとても身体がしんどくて、中学2,3年は授業中以外はほとんど机で寝ていた。身体が重すぎて寝れず、でも身体は起こせないから、想像の中で「体が解けて床にしみこんで、天井からポタポタと・・・」なんて瞑想に近いかもしれないけど、自分が身体から抜け出る空想。何も出来ないからできたのは想像力を使って何かを考えて、ただ、時間が過ぎるのを待った。

 

 中学になって祖父母と離れたので、精神科かカウンセリングに行きたかったけど、母が正社員になって働き始めたばかりで忙しい時に「連れてってほしい」とは言えず、ケアしてほしいことを治療できる病院があるかどうか、そもそも何をケアしてほしいのか分かっていないので説明もできなかったので、人と違う「何か」と祖父母から受けた「何か」の治療は諦めた。