自伝 まとめ27話/27

 

<自伝年表>

 

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1977出生

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1983小学校入学

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1989中学校入学

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1992高等学校入学

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1995会社入社

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1997結婚、退社、出産

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1999子ども入園、パートで仕事再開

2000出産

 

2005副業開始(2011から1年間本業が夜勤になったため中断)

 

2015長男卒業(部活終了のため)副業を辞める

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2018別居、1度目の調停

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2020 2度目調停、離婚

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2021脳画像鑑定、神経発達症診断

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2022WAIS-Ⅳウェイスフォー・ウェクスラー式成人知能検査、WMS-Rウェクスラー式メモリースケール検査

2023無呼吸検査、喘息診断

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2024精神障害者保健福祉手帳取得

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自伝26話/27 子どもたちの現在

 モラハラ家庭に生まれ、神経発達症傾向が少しだけある子どもたちですが、

普通級に通い実業系の全日制の高校を二人とも卒業し、

上の子は工場勤務、下の子は肉体労働だけど、資格の必要な専門職で今も働いています。

 上の子は寮生活で、週末は元夫の所へ行っていて、下の子は元夫と祖母の3人暮らしです。

(大卒者は社会人の半分以上大卒だろうと感じる人が多いようですが、そんなことは無く、中卒や高卒でも一般企業に勤めたり、企業している人もいます。)

 

 少し前に下の子が遊びに来て「バイク仲間はいるけど、ゲームの趣味が会う人がなかなかいない」「(上の子)はゲームの話しだすと止まらなくて、ついてけない」とぼやいて帰っていきました。大人になると友達に合わせるって時間が無くなっちゃうから、お互いにやりたいことやってると合わなくなるよね~。ゲームはジャンル多いから合う人探すの大変だけど、バイクの趣味は(ツーリングとか)合わせやすいから良いね~。

 なんて、たわいもない話をしました。長男は興味があること以外はやらないし、話さないので、私が来てほしいと言わなければ来ないですが、保育園の時から高校の時の友達まで交友関係が広いです。同じ親の子なのに、違っていてほんと不思議。でも、それぞれに良さがあって、好きです。

 

 思い返すと元夫は自分のことしか話さないので、子どもたちには自分の意見を押し付けるような話か、子どもの出来ない事や失敗したことを馬鹿にするようなことしか言ってなかったと思います。

 子どもたちに神経発達症傾向があるので、親に合わせるとか 親を喜ばせようとしなかったことも、モラハラ被害を最小限にした要因だと思います。

 

 「子どもは生まれた時から一人の人間で、自分の意思を持って生きているのだから、知らないことを教えるのは大事だけど、押しつけは良くない。子どもの意見を尊重できるのが、良い親。」という考え方があって、夫婦の共通認識だったから、子どもの意見を否定することができなくて、子どもを夫の言いなりにすることができなかった。

 私が自信のなさがコンプレックスだったから『劣等感を感じさせない』というのが子育てのテーマで、

出来ないことがあって普通(なぜなら、人間だから)、

同じ人間なんていない、

親よりちょっと進化した人間になれば合格(部分的でOK)、

と思っていたから、子育てそのものの悩みも少なかった。

 

 子どもが話したいことしか話さなかったから、話したいことを聞き、気持ちを代弁し、共感して、ただそれだけをやっていた。楽しいを探して、母子3人で楽しんだ。

 

 そんな子育てでした。

 

 

 漫画家モンズースーさんのブログ

monzusu.blog.jp

モンズースーさんの漫画



 

 

自伝25話/27 神経発達症 持ちの 仕事事情

 あまり知られていないことですが、神経発達症(発達障害)を持っていると、生まれながらに心身の不調がある人がいます。

 神経発達症は発達の凹凸なので、もちろん体の丈夫な人もいますが、頭痛が慢性的にあったり、お腹を壊しやすかったり、身体が重く感じて身体を上手く動かせなかったり。脳の伝達の不具合から、体調不良であることが「普通」で、本人も異常であることに気付かずに、日常的に体調不良を我慢して生活しています。

 気づいたところで、身体に異常はないので「人並」に生活するためには、ある程度我慢しなければなりません。社会に適応できず、一般就労で 働くということに苦労している人もいます。

 

 私は高卒で、18歳から働いていますが、

18~20歳(気分の落ち込みは30歳後半まで)気分が落ち込み、勝手に涙が出て仕事にならないことがあり、時々仕事を早退したり休むことがありました。

 30歳後半まで、体のだるさが酷く、遅刻が多くて、特に20代は半日寝たり1日寝たりして仕事が続かなかったです。そのような状態で子育てもしていたので、子どもにとって良い環境ではなかったと思います。

 

 作業の遅さも問題でした。

 数を数えるのが苦手で間違えないようにするために何度も確認するので時間がかかり、数を数えながら作業する仕事では人の10倍くらい時間がかかって、会社も雇っているだけでマイナスになるので首になりました。

 文字を書くのも苦手なので、書き間違いも多く、見直しても違っていることもあって、書くのにも時間がかかります。

 手作業は右手は器用に動かせても、左手がついてこれないので不器用です。

 そして、会話が苦手なので、相談できず「遅くても平気なんだ(わざと遅いんじゃないか)(申し訳ないとか思わないの?)」と言われてしまい、言い訳も上手く出来ず、ずうずうしい人と思われがちです。

 表情は意識して作らないと気持ちを表現できませんが、若い時「わざとらしい」と言われたので、自分の感情に合わせたネガティブな表情を作るのをやめています。(ミスをした時は、表情を作らないようにするので、無表情)

 

 神経発達症ではない定型発達でも、当然 得意不得意(凹凸)はあり、皆それを努力で補っているので、「出来ない」を「努力しない」と思われます。

 「努力しない」と思わない定型発達は、「どう努力したら出来るようになるか」を一緒に考えてくれますが、定型発達の脳で考えているため、「出来ない」ことを基準に考えるというのが分からないみたいです。頑張って考えてくれて、でも、出来ないことに絶望し、徐々に避けるようになります。定型発達の常識が通じない私に、恐怖を感じるようです。

 定型発達が神経発達症を理解することが難しいので、説明しても分かってもらえないことが多く、自分の障害を分かってもらうことを諦めて、神経発達症であることを「開示しない」人は多いです。やみくもに隠しているのではなく、過去の失敗から学んで開示しないのです。

 

 私の職歴は、転職回数が多く、職歴の半分強は1年未満で辞めています。(期間満期含む)

 1年未満で辞めた仕事は、人間関係より 仕事が合わないことで辞めている会社の方が少し多いです。仕事が合わない会社も、仕事が人並に出来ないことにより、周りの視線が冷たくなって辞めています。平均5.8か月です。

 1年以上続いた仕事は、自分に合っている仕事です。人間関係が悪かった会社が1社含まれています。仕事が人並に出来ないことにより、居づらくなって辞めている所と、生活費が足りないため、給料が高いところに転職しています。平均で3.3年ですが、中央値は2年で、最高が8年です。

 子どもが小さいと「よく休むから」という理由で、面接する前に遠回しに断られることが多く、低賃金の仕事しかありませんでした。面接で男性に「あなたにこの仕事が出来るの?できないでしょう!」と会ったその日に、言われたことがあります。

(数字の計算はExcelを使用しています。学習障害(SLD)で計算が苦手ですが、時間をかけて 関数を使って 計算することで、平均を出しています。1995-2023年)

 

 身体がしんどくて週5日働くことが辛い人は、障害者雇用で仕事を探したり、会社と相談して出勤日数や時間を減らしてもらう、減給してでも、仕事の量や内容を変えたり減らしてもらうことが必要かも知れません。

 働き方の改善を提案して会社に良くない印象を与えてしまう、遠回しに自主退社を勧められることが不安で我慢していることも多いので、雇用側から提案してくれれば嬉しいのですが、中には「私を辞めさせたいに違いない」と勘違いしてしまう人もいるので、雇用側が言うことも難しい問題です。

 子育てし易い職場なら、急な休みも取りやすい「だろう」し、PMS(月経前症候群)や体の弱い人でも無理せず休みが取れたり、勤務時間の短縮などに対応してくれ「そう」な気がします。あくまで『理想』の話ですが。

 

 現実問題として、神経発達症を診断する人が増えています。

 普通なら、ちょっと無理してでも「障害者」のレッテルを貼られないように診断を拒む人の方が多いですが、最近の職場は ちょっとの無理ではどうしようもないくらい『普通(標準)』を求められるので、標準に届かなくて 心身に異常をきたし、精神の「障害者」になった後、神経発達症を診断される人が増えています。

 人間は工場で生産されたロボットじゃないんだから、「標準」の枠が狭ければ、落ちこぼれが増えるのは「普通」なんだと思います。何が「障害」なんだ と、思います。

 

 私は2021年(44歳)に神経発達症を診断を受けられたので、現在 障害者雇用を選ぶために、障害者手帳を申請し、障害者職業センターで対人問題の対処法を学ぶために、行動しています。

 

 コミックDAYSチャンネル

【漫画】発達障害のカミングアウト…『リエゾン─こどものこころ診療所─』【公式】【発達障害/ADHD/ASD】山崎育三郎/松本穂香

【漫画】発達障害のカミングアウト…あなたならどう接する?#1/2話『リエゾン─こどものこころ診療所─』【公式】【発達障害/ADHD/ASD】テレビ朝日にてドラマ放送中‼️山崎育三郎/松本穂香 - YouTube

 

【漫画】ADHDを抱えるとどういう生活になるのか?#2/2話『リエゾン─こどものこころ診療所─』【公式】【発達障害/ADHD/ASD】テレビ朝日にてドラマ放送中‼️山崎育三郎/松本穂香 - YouTube

 

精神科医 松崎朝樹の精神医学 防衛機制[基本]心におきる12のこと

(36) 防衛機制[基本]心におきる12のこと…精神医学, 精神科, 心理学のWeb講義 - YouTube

 

身体機能と感覚からくる定型発達との違いが書かれている本
自閉っ子、こういう風にできてます!花風社



 

自伝24話/27 神経発達症(発達障害)の診断内容

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問診票の結果DSM-5も含まれるだった気がする

AQ自閉スペクトラム   陽性

聴覚情報処理チェック  聴覚情報処理障害

利き手チェック     右利き

ADHD rating scale iv   ADD陽性疑い

SDS(うつ病)     陰性

睡眠モニター      陰性(疑いあり)(記入式)

 

 問診では、ASD自閉スペクトラム症の方が陽性だったので、ASDの方が強いのかと思ったら、脳的にはADHD注意欠如(多動)症が強いらしい。

 

 

 得意な脳番地から、右半身の運動、言葉を使う伝達、物事の理解が得意。

 苦手な脳番地から、書類に目を通す、言葉・話の理解が苦手。自分の感情が沸きにくい、言葉に込められたニュアンスを敏感に察知することが苦手。

 

 

脳画像鑑定の全体の内容

 

 ADHDのぼーっとする、注意力の弱さが圧倒的で、以外はそれほど問題が無く、本を読んだり、日記を付けたりしましょう というアドバイスをもらった。

(上記のアドバイスだけなら、精神科の保険診療でも診断結果はそれほど変わらないと思います。自費診療は高額なので、精神科で診断できるのなら発達障害の診断ができる精神科で診てもらう方がコスパは良いです。脳診断は、自分の認識にずれがあっても、脳の状態から障害の有無や得意不得意が分かるため、会話が苦手だったり、障害が認識できない人に有効です。自費診療になるため診察時間も長くて、焦らず話せます。)

 

 薬の処方と脳の強化外来(再診のようなもので1時間の自由(自費)診療)のため、3か月に1回Web診療をしている。

 加藤先生は脳診断をベースにしているので、IQ検査(WAIS-Ⅳ)は本人の希望や状況次第で必要か判断されています。

 

 診断を受けた後、勧められた鼻のレーザー治療をしようと思い、地元の耳鼻咽喉科に行ったが、「この程度でレーザー治療をする人なんかいない。これだから、脳画像は困るんだ」「レーザー治療を受けたいんなら、花粉症の時期になったら来てください。それから判断します」と、怒り気味に言われてしまい、加藤先生に東京の耳鼻科を紹介してもらって、紹介状を持ってレーザー治療をする。

 治療後、激痛で苦しむのをネット情報で入手したので、早めに痛み止めを使用して無事治療を終わる。確かに鼻が詰まりにくくなって 苦しさは半減したけど、劇的に何かが変化した感じはなかった。鼻の炎症が減ったせいで鼻が冷えて冬は痛みを感じる。

 

 診断を受けてから1年後、IQ検査(WAIS-Ⅳウェイスフォー・ウェクスラー式成人知能検査)(WMS-Rウェクスラー式メモリースケール)を受けた。

 全体のIQは標準だが、ワーキングメモリーと処理速度が境界知能レベルで部分的に軽度知的障害があるイメージ。知覚推理は標準以上で処理速度の遅さを知覚推理の予測で補って標準に見えている状態のようだ。

 当然全体のIQが基準となるので知的障害は無く、部分的に知的の障害っぽい感じは、発達の凹(凸)とも言えて、脳の成長のムラは自閉症スペクトラムを示す

 

 最近、夜中のいびきが気にっていたので、シーパップの睡眠検査を呼吸器科でお願いしたところ、検査前に喘息が見つかって幼少期から困っていた息苦しさに診断名が付き喘息の薬をもらえるようになった。検査の結果、無呼吸は問題なし。

 Web診療の時にそのことを伝えると、運動誘発性喘息の可能性を指摘された。運動誘発性喘息は一般に思う喘息と違い、運動をした時にのみ発症する喘息で、私の場合は喘息特有の肺の音がしないので、よっぽどの偶然が重ならないと医者も気が付かない。

 APD聴覚情報処理障害も運動誘発性喘息も通常の検査では見つけられないので「それ」を疑って検査しないといけない。一般人は知識がないし、医者も特殊だから疑わないし、検査方法も通常の検査と違うから見逃すことが多い。検査出来ない病院も多い。

 

 2021年、離婚の翌年から、「運が開けた」としか言いようがないくらい、今までの困りごと悩みごとの原因がはっきりし、どうにかできることが増え、問題が解決していった。物心ついた時からあった目の前の霧が晴れて、山や谷が見えるかのように、問題を解決していった。

 これからは、仕事の悩みにメスを入れていく。

 

 発達障害カウンセラーかずき さんのYouTube

www.youtube.com

 

ABCテレビニュース 【もしや我が子も?】「聞こえる」のに「聞き取れない」

聴き取り困難/LiD 聴覚情報処理障害/APD(きょこさんの漫画にありますが、APDとLiDは同じ障害で、LiDは国際的な言い方になります)

youtu.be

 

 

自伝23話/27 神経発達症を診断する

『加藤プラチナクリニック』は脳内科医・医学博士・小児科専門医の加藤 俊徳先生がやっている自費診療をメインとしたクリニックで、精神疾患の治療を目的とした精神科医とは少し違う。

脳の特性を生かした学習の仕方や働き方をし、本来の力を引き出すための治療。
脳の片寄りから神経発達症を診断する。問診だけでは分からない苦手さを発見し、治療に生かす。

 

 診療予約をし、病院までの移動時間や経路などネットで調べた。

 脳ドックのCDデータがあったので一応送ってみたが、情報が不足していたようで、当日に紹介機関でMRI画像の撮影をする。

 

 午前にMRIの撮影をし、午後診察。

 そして、なぜか母が行く気満々でついて来て、お昼ごはんを外食するつもりでいたようで、予約時間15分前まで探していたが、ちょうどいいお店が見つからず、しぶしぶ私が用意していたパンで軽く昼食を取る。

 予約時間15分前にご飯を食べに行くって、初めての場所で無理過ぎないか?と思ったけど、「私なら間に合うから!」と自信満々だった(笑)。

 夢中になると集中しすぎて状況を把握しなくなるので、二人で来ているとか、もう一人が食べるの間に合わないとか、5分前には着いていようとか、連れの気持ちを悪意無く考えないのは見ていて面白いが、本人が分かっていないだけに説得が難しい。

 

 無事 予約時間前に着き、複数の問診票にチェックして待つ。

 予約制のため、待合室は自分たちしかいなかった。

 

 名前を呼ばれて診察室へ

 

 

 話が聞き取れないのは、聴覚情報処理障害という脳の情報処理の障害で、

 日中でもぼーっとしてしまう、集中力がなく気が散ってしまうのは、多動を伴わない注意欠陥障害ADDであることがわかった。

 以外だと思ったのは、過集中といって興味があることは定型発達よりも集中できること。川の中に泳いでいる魚は、普通 目を凝らしても見えないらしい(鯉のような大きな魚は別)。興味が持てることなら、細かいところまで気づくことができる。

 

 私の苦手は音読とキャッチボールのように目で追っていく時に集中力が切れてしまって見失うこと。会話でも作業でも集中力が切れて、最後まで聞けない、作業の抜け漏れが発生する。

 精神的な年齢も低くて、20歳ぐらいの脳の若さ(幼さ)であることがわかった。

 

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 ADHDというのは、学習の弊害になる。落ち着きがなくて授業が受けられなかったわけではないが、集中力が低いので、座って授業が受けられていたとしても気が散って授業が相手の話が聞けない。聞けないから分からない。聞いてないから覚えられず、間違った行動を繰り返してしまうことがある。

 「話を聞きなさい」と言って聞けるなら怒られる前から聞いているし、ではどうすれば聞けるのかなんて、聞きたいのは怒られている本人の方だろう。

 

 では、なぜADHDは『聞けないのか』

 快楽や報酬などに関係する物質であるドーパミン

やる気や集中力などに関係する物質であるノルアドレナリンなどの脳内伝達物質の不足などによっておこると言われている。

 

 ドーパミンが少ないと、楽しいとか嬉しいと感じることは一瞬でつまらなさをいつも感じているだろうし、

ノルアドレナリンが少ないと活動が低下し、やらなければいけないことがあっても脳の指令が来ないから動けない、頑張らないと起きることさえ困難な状態になる。

 

 脳の神経伝達は高校生の時、NHKの番組のCGで見たが、ネット上では 同じような分かりやすい動画が見つからない。簡単にいうと、脳内で信号を送るとき 瞬間的に 神経伝達物資がシナプスという中継地点に放出され、出っ放しでは不都合があるため不要になった神経伝達物資を再取り込み口を使って回収している。

 ADHDの元々少なかったドーパミンノルアドレナリンを最大限利用するために、その再取り込み口に取り込まれるのが遅くなるように薬で調整することができる。

 

 薬を使わない方法としては、よりドーパミンが出るように、ノートなら気に入ったシールを使うとか何度も書いて覚える、より楽しい方法でどうしたら自分が興味を引くか、忘れなくなるかを追求することで過集中を引き出すようにする。

 慣れてくるとドーパミンの量が減っていくので、常に考えて新しいことをする。など

 

 私はナルコレプシーに近い慢性的な眠気(注意散漫)があるので、薬を処方してもらた。

 

余談

 20代から10年くらい発達障害関連の本を読んでいたので、一般的な神経発達症のことは大体知っている。

 以前「自閉症ではない」と言われた時は、きっぱり否定されたから私はグレーゾーンで分かりづらいのかも知れないと思っていたので 聞いてみたら「グレーじゃないよ~」と言っていた。

 自閉症スペクトラムの受動型やADHDの不注意優勢型は大人しい人が多いから、見た目で障害があるようには見えない。問診の質問が理解できなかったり、自分の状態が客観視できなくて「該当しない」と思ってしまい、正しく回答出来ないことで見落としが後を絶たない。

 

 私が知っている神経発達症の一番古い言い方は微細脳損傷。なぜ定型発達と大きく違うのか分からなかったため、「もしかしたら、胎児の時に、顕微鏡でも分からないくらいの小さな傷があるのかも知れない」と言う説があった。今は違う説が有力で脳の損傷という説は否定されている。

 脳は一つとして同じものはなく、個性の一つであり、神経発達症に限らず脳は多様であるということから、ニューロダイバーシティという考え方が生まれた。

 障害があるから差別する、障害では無いから優遇しないという白か黒かの二択ではなく、苦手を補って個人の能力を最大限伸ばそうという考え方。

 

 ADHDの薬は20年前は1種類で、子どもにしか適用されていなかった。

 ドーパミンに作用する薬で依存性があったため長期の服用が出来ず、落ち着きのない子供が 落ち着いて 学習ができるようにすることが目的で、短期間しか服用できなかったが、今は大人でも3種類の飲み薬があり、長期の服用も可能。

 古い本では、無意識に 本能的に違法薬物を使って自己治療しようとし、薬物依存になる人がいるというのを見たことがある。

 

 私は心の底から「望んで嫌われたい人」「他者を困らせたい人」「怒られて平気な人」を見たことがない。

 理解できない受け入れがたい現実が、そう思わせていることが多い。

 

 仕方のないことはあって、そう思うしかなくて、何も解決しない。

 虚弱も知的弱さもコントロールの弱さも、どうすることもできなくて仕方がない。

 ただ、仕方がないだけで、仕方があるのなら 見つけられるのなら、だれだってどうにかするんじゃないのだろうか?仕方のあるところまでは。

 

 自閉スペクトラム症ASD)は、ADHDと少し違う印象がある。

 ADHDは、脳の機能の不具合で行動のコントロールが難しいことが要因である場合が多いが、

 ASDは、脳の使い方が定型発達と違うような情報の受け取り方が独特で、視野、発想の狭さから「思いつかない」「イメージできない」想像できない不安が常人の想像を超える大きさである。何もかもが分からない。ある日突然知らない国にひとり放り込まれるような、不安があり、他者(親を含む)への関心が薄いこともあるので、本人も孤独なら、養育する親や家族も気付いてはもらえないという孤独を感じる。視野の狭さと状況から推察し理解することが苦手であるため、説明されないと「家族」というものが分からない人もいる(自閉っこ、こういう風にできてます!花風社 参考)。

 

 ひとりで必死に生きていることから教わることが難しい。何十回何百回教えたとしても、それに気づくことが難しいため、ASDの成長は非常にゆっくりで知的障害が無くても驚くほど常識だと思っていることが分かっていない、知らずに大人になってしまうことがある。

 例えば、火にかけた鍋を「触っちゃダメ」と注意した場合、言われた言葉だけ理解するので洗い終わって冷たくなった鍋も怖くて触れなくなったりする。フライパンは言われてないから、コンロの上にあるフライパンを触って火傷してしまったりしてなかなか物事を覚えない。「コンロの上にある調理道具は熱いことがあるから急に触らないで」と一から十まで言えば理解するが、小さな子どもだったら、急に触ろうとした時は、など、そもそも記憶力が弱いと理解しきれないこともあり、長期での養育を必要とする。

 

 感覚過敏と言って食べ物や触れるものなどに苦痛を感じる人もいる。水に触れて痛みを感じたり、色や柄に恐怖を感じたりすることがある。

 逆に、感覚の鈍麻というものもあり、ぶつかっても気付かない、疲れてい倒れるまで気付かないこともある。

 

 主にASDを指すが、神経発達症は脳の成長がちぐはぐで、いびつで、出来ることと出来ないことの差が大きい。部分的に博識で、部分的に無知で幼稚に見える。

 学校の成績や勤務態度もむらがあり、真面目なのか不真面目なのか、出来るのか出来ないのか分からないと思われたりする。

 そのため神経発達症を発達の凹凸と言ったりする。

 凹凸の 出方 引っ込み方は人それぞれ違うので、コミュニケーション一つ取ってもコミュニケーションが得意で人を引き付けるほどのカリスマ性がある神経発達症の人もいるし、苦手でコミュニケーションがうまく取れなくて困っている神経発達症の人もいる。どちらでもなく人並の人もいる。

 

 

自伝 小学生~中学生のSLD(限局性学習障害)/DCD(発達性協調運動障害)/APD(LiD聴き取り困難/聴覚情報処理障害) - 心研究日記 (hatenablog.com)

 

自伝 小学生~中学生の発達凹凸 - 心研究日記 (hatenablog.com)

 

自伝 育児の日々で発達障害という言葉を知った - 心研究日記 (hatenablog.com)

 

精神科医YouTube 益田先生の考え方

発達障害の診断について解説します #ASD #ADHD #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 (youtube.com)

 

 

 

自伝22話/27 離婚後 神経発達症を診断できる医者を知る

 離婚調停1度目が終わってから、自分の心身が自由になり、心のケア、モラハラによる認知の歪みを修正するために、男女共同参画センターの女性相談で対面相談をしていた。

 離婚の準備をするために中古でパソコンを買ったので、そのパソコンでモラハラのことが書かれている記事を読んで、モラハラとDVの違いを調べたりモラハラ共依存の情報を子どもにメールするようにした。

 

 離婚調停1度目から仕事を休んで裁判所に行くなど、職場にも迷惑をかけてしまったが、別居前から同僚に家庭の問題を相談していたのもあり、事情を説明して理解してもらえて、別居後の転居の手続きから離婚まで仕事の心配が少なく済んだ。

 

 2度目の離婚調停が終わり、自分の生活が戻ってきた。

 

 

 以前一緒に働いていた友人とのメールのやり取りから、私のやっているゲームを紹介するためにネットカフェに行き、

一緒にゲームをやった後、

友人がゲームにハマって、

ネット対戦するために友人が一緒にゲームをしてくれる人を見つけてきて、

半分無理やりだったが、そのためにLINEを登録し、一緒にゲームをした。

 

 そのグループLINEの何気ない「焚き火してぇ」つぶやきから、キャンプをすることになる。

 

 季節は秋から冬に変わるころで、冬にキャンプをしたことがないため、一度デイキャンプをし、家にあるものをかき集め、無いものを買い足してキャンプをした。

 子どもが小学校に通っていた時に家族でキャンプに行きたくて、夫に提案していたが、私が週7(月~金フルタイム、金深夜~土深夜平均6時間バイト)で働いていたので休みを取らなければならず、「お前が仕事だから無理だろう」と却下されていて、キャンプどころか、バーベキューも動物園に行くことも出来ないでいた。

 子どもとは行けなかったが、焚き火、キャンプは楽しくて、今でも時々友人と言っている。

 

 離婚後(結婚後)、初めてのキャンプの帰り、車のラジオから流れてきた、

脳のMRI画像から脳診断をし、得意不得意を科学的に分析して仕事や学業に生かす治療、加藤式 脳画像診断の話を聞き、

高校生の時「自分の脳を調べたい」「サンプルとして、脳情報を提供したい」という気持ちが蘇り、「かとう としのり」と紙に書いて、ネット検索した。

 

 『加藤プラチナクリニック』は脳内科医・医学博士・小児科専門医の加藤 俊徳先生がやっている自費診療をメインとしたクリニックで、精神疾患の治療を目的とした精神科医とは少し違う。

  • 脳の特性を生かした学習の仕方や働き方をし、本来の力を引き出すための治療。
  • 脳の片寄りから発達障害を診断する。問診だけでは分からない苦手さを発見し、治療に生かす。

など。費用が高額な分、求めるものを明確にしておかないと「今の状態で十分です」「これからも今やっている対策を続けていきましょうね」という結論になった時、「診断を受けて良かった」と思えなくなる可能性がある。

 

 私は診断結果よりも「脳科学者と話をする」ことがメインであったため、半分趣味の感覚で高額であることは気にならなかった。

 20代に精神科で診察してもらい「自閉症ではない」と言われていて、会話による診療が難しく、体調が悪くても「症状が無い」という理由で返されることもあったので、もしかしたらという思いもあった。

 

加藤プラチナクリニック ホームページ

加藤プラチナクリニック|MRI脳画像診断で発達障害や認知症を診断・治療 (nobanchi.com)

自伝 発達障害(神経発達症)

自伝 育児の日々で発達障害という言葉を知った - 心研究日記 (hatenablog.com)

 

 

自伝21話/27 離婚調停2度目 離婚

 下の子どもが20歳になる少し前に、夫からの離婚調停の書類が届いたので、『モラハラに詳しい弁護士』と入力してネット検索して出てきた弁護士の中から自己紹介?内容がていねいで分かりやすいものを選び離婚調停の同行を依頼しました。

 

 法テラスの弁護士で、こちらの希望を伝えました。

「離婚調停に同行してほしいこと」

「子どもが成人(20歳)になるまでは結婚している状態を作り、20歳になったら離婚をしたいこと」

「慰謝料や財産分与はいらないが、コロナの給付金は自分の分受け取りたいこと」

 それと、

「絶対に会いたくない。会ったら言うことを聞かなければならなくなるから怖い。」

と言ったら、間髪入れずに

「精神科に行ってください」「正常ではないです」と、言われました。

 

 私にとっては普通のことだと思っていたけど、即答するくらいなんだから何かが異常なんだろうと思い精神科に予約の電話をしましたが、予約が取れない状態で今に至ります。

 

 弁護士は「1か月待てば離婚できるから、弁護士は必要ないんじゃないか?」と言ってくれましたが、調停に行く時も含めて出会うのが怖くてお願いしました。(約20万円)

 

 1回目の調停日で希望を言い、2回目の調停を下の子どもの誕生日以降にしてもらって、

2回目の調停で合意し、調停成立、離婚しました。

 

 

益田先生のYouTube動画 精神科医がこころの病気を解説するCh から

嫌われる勇気を持つ方法 (youtube.com)

 

心は脳である (youtube.com)